Tuesday, October 30, 2012

客観視ってなんだろ? [12 Angry Man]

12 Angry Man(邦題:12人の怒れる男~評決の行方~)




あらすじ
とある少年が父親殺しの罪に問われた。
 陪審員12人がこの少年の評決を下す。
 11人が有罪と主張する中、1人の陪審員が無罪を主張し……

そんな感じの裁判の映画。


この映画、ほぼ2時間1つの部屋で12人が議論しているだけ!

でも見ているのが全然苦にならないから不思議!

Wikipediaによると
「物語は脚本が面白ければ場所など関係ない」
という説を体現する作品として引き合いに出されることも多い作品
なのだそうだ。
ナルホド!



ただ話を聞いてるだけなんだけど、議論が深まっていくにつれて、
名前も知らない陪審員たちの印象が変わっていく。
特に陪審員8番の人が、有罪派の人々の発言の矛盾点を
ことごとく突いていくところは爽快だった。

先入観や固定観念って誰にでもあるもので、
きっと知らず知らずのうちにそれに従っちゃうんだろうな。
自分はそんなことない!って思ってても、
冷静に考えてみれば従ってる、なんてこと必ずあるはず。

実際に未解決事件等ではプロファイリングが邪魔して迷宮入りしちゃった、
なんて話も聞いたことがあるし。
犯人が捕まっても捜査線上に挙がっていた人物とはかけ離れてた、なんてこともあるし。
そう考えると客観的に考えるのって難しいよなぁ。
8番の人が話をしているのを見て思ったのがそれだった。



そしてこの物語、最終的には無罪という評決に達したものの、満場一致、
というわけではない。
自分の言い分が通らないため主張するのを諦めた者、
早く帰りたくて流れのままに投票する者もいた。

この人たちは、自分の中の正義、
自分の都合なんかが邪魔して客観的に考えていない人達だった気がする。
自分の都合のいいように物事が運ばなければ、
「どーでもいいや」ってなっちゃう人。
まぁ他人のことなんだし、エゴになる気持ちもわからんでもないけどね。
そういうのも混じってくるとやっぱり客観的に考えるって凄く難しいよなぁ。



Wikipediaによるとこの映画、元々はTVドラマでの物語だったそうで

1954年TVドラマ
1957年映画化
1997年リメイクの映画(←今回見たのはこれ)
2007年ロシアでリメイクの映画

となっている模様。
話の大筋は大体同じだとか。
そのほか舞台作品やインドでのリメイク作品などがあるそうだ。

面白いものは年代、国境も関係なく面白いってことなんだろうな。
他Verの作品も見てみよう。
僕から以上!

Saturday, September 29, 2012

止められない止まらない~♪ [Unstoppable]

かっぱえびせん♪


じゃなくて


アンストッパブルという映画を見た。

実話を基にした映画であります。

あらすじはというと

  可燃性の燃料を運んだ列車が無人で暴走!
 人口密集地で脱線したらヤバイどころの話じゃ済まないぞ!?
 どうする!?どうする!?

ってお話。



昔、テレビでこの事件の特集をやっていたのを見て、
この事件のことはなんとなく覚えていた。
そして映画が公開されるってなってから、
あの事件のことか!って思い出してずっと気になってた映画。

月並みな言い方しかできないけど、
最後までハラハラする展開ですごく面白かった!






実際にあった事件と映画の相違点

Wikipediaによると実際の事件では、
・2人の乗った列車が暴走列車と連結して減速し、
先回りしていた機関士が列車に乗り込んで列車を停止させた。
・列車が止まったのはカーブの2km手前。
そのためカーブを乗り超えることは実際にはなかった。
CSX8888号暴走事故

他にも細かい脚色はあるものの、
大きく異なるのはこの辺りだと思われます。
映画では前方から列車を接続して減速し、
ヘリから人を降ろして列車に直接乗り込もうとするシーンがあったけど、これも実際にはなかったのかな?
この事故による死者はいなかったとのことなので、
あのシーンも脚色かな?


そんな感じで
実際のニュース映像と思われるものがこちら

改めて実際に起こった事件だということを再認識させられる。


印象的なシーン

事故発生後
鉄道会社の重役が、列車を止めることよりも先に、
会社の損失がどれくらいになるのかと電話で話している。
(しかも接待ゴルフ中)
その後列車を止める案を実行するのだが、失敗に終わる。
そんな無能どもに現場の人間が無線を通じて噛み付くシーン

まさに
「事件は会議室で起きてるんじゃない!現場で起きてるんだ!」
的なシーンで、いかにも映画!な感じなシーンなのですが

こういうことって実際にあるのかなー?とか考えてしまった。
きっとあるんだろうなー。
だから列車を追っている2人が無線で重役にガツンと反抗しているシーンは凄く爽快だった。
思わずニヤニヤしちゃうくらい。



そんなシーンもあって映画にのめり込み、
映画を見ているはずなのに、実際の中継映像を見ているような感覚。
そしていつの間にか劇中の人々みたいに主人公達を応援していた。

だから最後列車を止めた時には、ガッツポーズしそうな勢いで歓喜。
そして列車止めた2人を激励したい気持ちで一杯。

もし自分が彼らの行きつけの店のオヤジだったなら
( ´ー`)<こいつらが街を救ったヒーローだ! ってその場にいる客全員に紹介して、2人に
( ´ー`)<店のおごりだ!好きなだけ食っていけ!
ってやっちゃいたいくらい労をねぎらってやりたい。
それくらい引き込まれた作品でした。



隕石がぶつかって地球滅亡しちゃうよ的な
ぶっ飛び系パニックムービーよりも
ずっと現実味があるお話で(実話が基だから当たり前なんだけど)
身近なハラハラ感がたまらない作品でした。

僕から以上!